2010年07月21日(水)

現代美術と図工

スクールプログラム
ブログ葛飾区先生.jpg
今日は、葛飾区の図工の先生方が、
研修会の一環で当館を活用してくださいました。

MOTコレクションを見学し、図工の授業でのヒントを探すというもの。
なので、トークも通常こどもたちにやっているトークを体験してもらうという
ものではなく、作品を紹介しながら、これはこんな風に活用できるかもと
先生方とお話しながらまわりました。

昨今は、図工の教科書にも現代美術の作家が登場するなど、
現代美術と図工の接点が多くなってきているのも事実。

見学後、「どんなヒントがみつかりましたか?」と、たずねてみると
音を聞く作品などを参考に、身体の諸感覚を用いた作品を
作ってみたいなどの返事が返ってきました。

また、なかでもユニークだったのが、作家たちが作品つくりで主題にしている、
「もしも映像に触るとしたら」や「もしも耳がながくなったら」など様々な
仮定を考え、それを実際にやってみるというアイデアがでました。
先生方も作品を見ていろいろ刺激を受け参考になったようです。

作品の元のアイデアは、アイデアを考えた人(作家)がいます。
授業で実践する際には、そうしたことを考えた人がいるということも
ぜひ、こどもたちに伝えていただきたいと思います。

どんな素敵な授業ができあがるのか、楽しみにしています。(G)

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