2010年05月13日(木)
学芸員の仕事~岩沼市立玉浦中学校
スクールプログラム
今日は宮城県の中学生5人が
美術館に来てくれました。
みなさん、2泊3日で東京に修学旅行に来ている最中で、
朝は浅草寺、夕方からはディズニーランドという
ハードスケジュールを縫っての訪問です。
美術館に来るのが初めての人もいましたが、
事前にしっかり調べてきたせいか、
美術館や学芸員の仕事に対する
鋭い質問が飛んできました。
「海外から美術作品を運ぶ場合、
到着したらすぐに展示しても大丈夫ですか?」
「美術作品を展示する上で大切にしていることは
何ですか?」
そして、
「仕事をしていて一番、嬉しいのは、
どういう時ですか?」
みなさんの滞在時間は
わずか1時間程度しかありません。
こうした質問タイムもテキパキと済ませ、
その後は常設展示室の作品もしっかり鑑賞してもらいました。
(写真はエルネスト・ネトの作品を見ているところです。)
「わぁ~やわらかそう。」「さわってみたい」
「穴が口に見える」「人の内臓みたい~」
実際の作品を前にすると、
次々と意見や感想が口をついて出てきます。
こんな風に作品を楽しそうに見てもらえること・・・。
学芸員にとって一番嬉しいのは、
まさにこれなんです。
(C.M.)