2010年04月27日(火)
ちょっと怖い展示室?
ミュージアム・スクール
今日は、うす曇の中、遠足で江戸川区立平井西小学校
3,4年生のみなさんがやってきました。
人数も約130人と多いため、はじめに講堂で美術館や
展示内容の概略を説明したあとで自由見学をしてもらいました。
丁度先週の土曜日から常設展示(MOTコレクション)が展示替えとなり、
新しいテーマの展示が始まりました。
テーマは「記憶」。
記憶といってもいろいろです。
自分とのかかわりや、ある場所の出来事、
勝手に他人の記憶を作り上げるなんていうのもあります。
今回は展示室が全体的にうす暗く、モノクロ写真も多いので、
ちょっと怖い雰囲気もただよっています。
そんな環境に敏感な子は、おそるそる部屋をのぞいたり、
「こわ~い!」とビクビクしながら歩いていました。
そんな中、人気だったのが前田征紀の《Universal Love》という作品。
光と影や、色、音などいろいろな要素がまじりあった
不思議な雰囲気の作品です。
作品に映りこむ自分の姿に驚いたり、
影絵遊びをはじめたり、こどもたちなりの楽しみ方で、
作品世界の虜になっていました。(写真)
初めて美術館に来たという子が多かったですが、
すぐに作品の楽しみ方を見つけ出す(考え出す)力は、
さすがこどもたちです。
こちらも、新しい作品の楽しみ方を教えてもらいました。(G)