2010年04月15日(木)
将来は美術館勤務?
ミュージアム・スクール
年度も変わり、ミュージアムスクールの予約も
どんどん入ってきています。
今日は、盛岡市から学習旅行の一環で
厨川中学校3年生の5人がやってきてくれました。
もともとみなさん、美術が好きで、特に作るよりも
見るほうが好きとのことで、当館を学習先に選んだそうです。
丁度、常設展示室は展示替中なので、見ることが出来ず、
企画展を見学してもらいました。
現在開催中の「フセイン・チャラヤン」展(6月20日まで)を
担当学芸員と一緒にみてもらいました。
ファッションの展覧会といっても、単に服が陳列されているだけでなく、
照明はもちろんのこと、送風機やポーズをとるマネキンなど様々な
展示手法で展開される内容に、「わー!」「おー!」と感嘆の声を
あげていました。
ひととおり見学したあとは生徒さんたちが事前に考えてきた質問に答えます。
「展示や演出の仕方に工夫がありまか?」
「現代美術の発展に尽くした人は誰ですか?」
「美術館もひとつの作品ですか?」
などなど。
聞けば以前テレビで、美術館で作品が展示される
様子をみたそうで、展示の仕方や美術館に興味を
もったそうです。
熱心にメモをとっている姿から、
「ひょっとして将来美術館ではたらいてみたくなった?」
と聞いてみると、ひとりの女の子が手をあげてくれました。
短時間の滞在でしたが、そんな風に美術や美術館に興味をもち、
将来働いてみたいと思ってくれたのは、実に嬉しい限りです。(G)