2010年02月21日(日)

自分だけのお気に入りを探す旅!

ギャラリークルーズ
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今年度最後のギャラリークルーズは小学校3年生から6年生を
対象とした「こどもギャラリークルーズ」。(2月20日、21日実施)
「ぼくのわたしのおすすめMOTコレクション」と題し、
美術館スタッフ(教育普及インターン2名)と一緒に、
常設展示室内でスタッフおすすめの作品3点を鑑賞したあと、
こどもたち一人ひとりが、自分の眼で、おすすめ作品をさがして、
「おすすめシート」を作成し、展示室内で発表しました。

「おすすめシート」は、自分で考えたおすすめの名前「おすす名」、
そしてその理由、該当作品のスケッチでまとめました。

スタッフと一緒の鑑賞時には、岡崎さんの床に置かれたタイル作品の上を歩き、
「おふろみたい!」「ざらざらとつるつるなところがある」とか、
白髪さんの作品が足で描かれたことをしって「においがしそう!」などなど、
自分が感じたことをあれこれ自由に発言してくれました。

楽しく、会話しながら鑑賞したあとは、おすすめ作品選びです。
作品をさがしている表情は、真剣そのもの。
いろいろな角度からながめたり、作品を隅々まで見ているすがたが
印象的でした。
さて、さて、結果は・・・。

●おすす名:「ちんちん、鼻水」、理由:すわってきもちよかったから
(該当作品:エルネスト・ネト≪Flower2≫)
●おすす名:「トヨタマンモス」、理由:トヨタの古い車を分解していろいろな部分を
使ってこんな大きなものをつくるというところに感心したから。
(該当作品:ヤノベケンジ≪ロッキングマンモス≫)
●おすす名:「さかんな農業」、理由:とてもあかるい絵だから。
(該当作品:北川民次≪農漁の図≫)

約200点もある展示作品の中から、選んでくれたおすすめ作品を見ると、
こどもたち一人ひとりがどんなことに関心を示したか彼らの心の中を
うかがいしることができます。そして、それらを通じ作品の新たな魅力に
気がついた2日間となりました。(G)

教育普及ブログ