2010年02月13日(土)
高校生の胸の内とは 都立新宿高校2
アーティストの1日学校訪問
1月に「アーティストの1日学校訪問」で一度やってきた都立新宿高校。
この日が写真家・石川直樹さんによる第2回目の授業です。
2回目、とはいっても、
実は前回の授業の後で石川さんの作品を実際に見るべく
先日みなさんは写真美術館に出掛けて、石川さんのお話を聞いていました。
ですので、石川さんと会うのは実は3回目。
そんなちょっとうちとけた雰囲気の中、生徒さん達の撮影した写真を見ていきます。
自宅近くの風景を撮る人、家族を撮影した人、自宅の中にある日常的なものを撮影した人など、
撮影したものも人それぞれです。
ある生徒さんの撮影した写真では、どれも光が重要なポイントとなっていて、
撮影者が光というものに反応していることがわかりました。
石川さんが本人にそのことをたずねてみると、
それほど意識して撮影したわけではないとのこと。
どうやら、一人ひとりのこだわりが知らず知らずのうちに写真にあらわれてくるようです。
その後、石川さんから
「みんなが今考えていることを話してほしい」という提案があり、
生徒のみなさんに、将来なりたいもの、いま夢中になっているものなどを話してもらいました。
生徒同士も、先生も初めて聞く話もあったようで
改めてお互いを知る時間にもなったようです。
それぞれが、いろいろなことに悩んだり迷ったりしながら、
充実した素敵な青春時代を送っている様子がわかりました。
授業の最後に、石川さんが生徒さんのポートレートを撮影しました。
ちょっと照れながらも、カメラの前にしゃんと立つ姿はみんなとても素敵でした。
今度はぜひ、現代美術館にも石川さんの作品に会いにいらしてくださいね。
(武)