2010年02月05日(金)
白い森の中で?~月島第三小学校
ミュージアム・スクール
今日は卒業間近の月島第三小学校の6年生が、
美術館に来てくれました。
こどもたちは、5年生の時にブリヂストン美術館を訪れているので、
今日で2度目の美術館見学です。
ブリヂストン美術館と言えば、
古代エジプトの胸像から印象派の名画まで
幅広いコレクションを誇る日本有数の美術館。
展示室も暗めの照明で重厚な雰囲気です。
その印象が強かったせいか、
こどもたちは当初、
当館の明るく開放感のある空間にややとまどい気味。
常設展示室に広がるこの作品にも、
「何これ?えーっ?」と目が離せないようでした。
高さ14メートルの天井からぶら下がる、
エルネスト・ネトの≪flower 2≫。
「タイトルを付けるとしたら何がいい?」と
こどもたちに質問すると、
「夢の中」
「空から降ってくるいん石」
「雲が広がっている」
「雨」
「花」
など、自然を思わせる応えが次々に返ってきました。
そして、「タイトルの付けようがない」という正直な意見も。
見慣れない作品にとまどいながらも、
何とかこの作品に近づこうとするこどもたち。
想像力を最大限に働かせるのも楽しそうです。
不思議なモノ、見たことのないモノは、
こどもたちの好奇心をかき立てるのか、
注目の的でした。
その後の自由時間には、
この作品に一気にこどもたちが集結し、
床に置かれたクッションはすぐに満員状態です。
自然の中で森林浴をしているような、
リラックスした表情が印象的でした。
(C.M.)