2010年01月28日(木)

図書委員がやってきた!~市立松戸高等学校

ミュージアム・スクール
今日は松戸市から高校生が見学に来てくれました。
みなさん、図書委員。
学校の図書室で実際の仕事に携わっている
高校1~2年生です。

最近、学生の活字離れが進んでいると耳にしますが、
幸いにしてみなさんには関係なさそうです。
ちなみに「どんな作家が好きですか?」と聞くと、
「太宰治」と、私にはちょっと意外な答えが。
古典とも言える文学作品が、
今も高校生にも愛されているなんて嬉しいですね。

みなさんが最初に見学したのは、
地下1階にある美術図書室です。
ここは知る人ぞ知る当館の注目スポット。

図書館は日本各地に沢山ありますが、
美術の本に限って言えば、
ここは日本有数のコレクションを誇ります。
(美術書は全部で95000冊。)
この美術図書室が目的で、
遠方からやってくる人も少なくありません。

今日は特別に司書のご案内で、
みなさんには普段は入れない書庫にも
入っていただきました。

そこには明治時代に出版された、
「創作版画誌」という宝物も眠っています。
オリジナルの創作版画が実際に挿入されている貴重な蔵書に、
みなさん興味深々の様子でした。
 ↓
書庫探検.JPG

その後は学芸員と一緒に常設展示室へ。
現代美術の作品も楽しんでいただきました。

盛りだくさんの今日の見学会。
高校の図書室運営に、
役立つヒントがあったら嬉しいですね。
(C.M.)

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