2010年01月11日(月)
シェイクスピアの傑作を和訳ラップで新解釈!
MOT美術館講座
「ラグジュアリー:ファッションの欲望」関イベント、
第41回MOT美術館講座の3回目となる今回は、
ラッパーの長澄によるラップ・パフォーマンスを開催しました。
ラップの題材となったのは、
シェイクスピアの傑作「ロミオとジュリエット」。
本展覧会の導入でも展示されている17世紀の絢爛豪華な
衣装を身にまとった王侯貴族たちも当時目にし、耳にしていた
であろう本作。
その傑作を日本語で現代語訳し、かつ主人公をパリスという脇役の
視点におきかえ、さらには現代演劇界に対する批判も痛快に交え
ながらの見応え、聴き応えある30分間でした。
若手の無名パフォーマーに対し、
観劇者からの終演後のアンケートには、
「新鮮だった」
「ラップをみるのは初めてだったが楽しめた」
「衝撃だった」
「すごく入り込めた」
「他のも見てみたい」
などなど、多数の賞賛の声が寄せられました。
その他には、「無名の新人にチャンスを与えたことは
公共機関としてとても評価できる」という声もあり、
当館のミッションのひとつである若手支援を来館者に
向けて伝えて行く事ができたと思います。(G)