2009年11月26日(木)
アーティストの卵たち 女子美術大学付属中学校
ミュージアム・スクール
この日、常設展を見に来てくれたのは女子美術大学付属中学校の1年生のみなさん。
日本で唯一の女子美術大学の付属中学校です。
普段の授業でも、ほかの学校に比べて美術の授業時間が多いそうで、
生徒のみなさんは鑑賞者よりも制作者に近い立場のようです。
4チームに分かれて作品を見ましたが、
その時の関心や視点からもそういった姿勢がうかがえました。
チームの人数が多かったので
ひとりひとりの生徒さんと対話することはなかなか難しかったのですが、
リキテンスタインの作品では、
5色の基本色のみで描かれていることや直線がなく曲線だけで描かれていること、
正方形の画面の構成について話すと、
真剣に耳を傾けてくれ、メモを取る人も。
普段、中学生にトークをしていると、
人数が多いグループで対話があまりできない場合、
それほど美術に興味のない人が飽きてしまうこともあるのですが、
さすが美術に興味のある生徒さん達。
皆さんの美術に対する真剣さや興味の深さを感じました。
将来、皆さんの作品を当館に展示できる日がくることを楽しみにしています!
(武)