2009年11月05日(木)
同じ絵?違う絵? 平久小学校 5-2
ミュージアム・スクール
昨日に引き続き、平久小学校の5年2組の皆さんが見学に来てくれました。
学校からお散歩がてら歩いて到着すると
まずは3チームに分かれて鑑賞です。
岡﨑乾二郎の2枚の絵の前に座ると、
「左の絵の中にグーみたいな形がある」という声が。
すると他の人から「右にはチョキみたいな形がある」
「ジャンケンしてるみたいだね」
と話がはずみ、膨らんでいきます。
ほかにも、人が走っているみたいな形がある、とか、かがんでいるみたいなど
絵の具の筆触からさまざまな想像が広がります。
そしてだんだん「右の絵と左の絵には同じ形がある」と気づきだし、
そうなると「あの形が同じ」「あのかたちはこっちの絵にはない」と
2枚の絵の隅々まで詳しく見はじめます。
その後の自由見学の時間でも
絵の具の滑らかさや伸びの良さから「おいしそう」という話になり
「あれはグレープ」「あれはイチゴ」「あれはワサビっぽくない?」と
おいしそうな話をしながら、知らず知らずのうちに
画面の絵の具の流れなどを細部まで観察しているこどもたちでした。
もし、木場公園に遊びに来た時は
ぜひ美術館ものぞいてみてくださいね。
(武)