2009年09月25日(金)

想像力の爆発?! 業平小学校

ミュージアム・スクール
ブログ用 090925 墨田区業平小.jpg

連休も明けた金曜日、
今日は、墨田区立業平小学校の皆さんが美術館に来てくれました。

集まったら、まずはいつもの「美術館のお約束」から。
「さわらない・さわがない・はしらない」の三つをしっかりと確認して、
常設展示室に向かいます。

高松次郎《扉の影》では、
作品に描かれた二人分の影に、
皆さんの熱い視線が注がれました。
「きっと夫婦だよ」、「泥棒で、家に侵入しようとしている」など、
ちょっとずつ想像が膨らみます。

そして、エルネスト・ネト《flower 2》では、
みんなの想像力が一気に爆発!
この作品名を伏せたまま、一体これが何に見えるか尋ねてみると、
朝顔、雨が降っている様子、はたまたUFO・・・など、
様々な意見が活発に飛び交いました。
また、このアーティストの性別を想像してもらうと、
不思議なことに「男の人!」という意見のみが聞こえます(正解です!)。
そこで、どうしてそう思ったのか質問してみると、
「想像だけれど、きっとお花の好きな男の人だと思った」などという意見が。
確かに、花を愛する気持ちは、女性だけのものではありませんよね。
皆さん、とっても想像力が豊か、
そして、驚くくらいに、とっても感性が鋭いのでした。

頭をいっぱいに働かせ、想像力を駆使して作品を見るのは、
美術館ならではの醍醐味ですね。(前)

教育普及ブログ