2009年08月09日(日)

夏休みこどもワークショップ 1日目

ワークショップ
今年も夏休み恒例のこどもワークショップが、
7月31日~8月2日の3日間開催されました。

企画・指導は、アメリカボストン在住のアーティスト・きくちひろこさん。
「美術館でハ・プ・ニ・ン・グ!? アートで上手に大人になる方法」と題して、
様々なもしものシチュエーションを作ったり、共同作業を通じて
アートを身近に感じてもらうことからはじめ、実際に美術館の中や展示室を使って
自分なりのフィルターを通して体験した結果を、新しい言葉やハプニングを
生み出すことで表現しました。

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ワークショップ1日目、集まったこどもたちの目の前には
なぜかパンが置かれています。
これはきくちさんが、グループ分けのために用意したもの。
全員で同時に食べ、中に入っている番号を見つけ出し、
グループの席につきました。

自己紹介のあと、これから始まる3日間のお話や
アートについて簡単なレクチャーがありました。
これからの3日間、きくちさんからいろいろな指示が出され、
こどもたちはそれを実行していきます。

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最初の指令。
「1000円分の自分を探せ!」
100円ショップに行って、1000円分の自分を買ってくるというもの。
自分は人をまとめるのが得意だからとホイッスルを買う女の子や、
友達に対して甘いところや辛いところがあるのでカレーを買ったという子もいて
実に様々な1000円分の自分が集まりました。

今度は、それを壊せと指示が下り、みんな「えー」とびっくりしていましたが、
はじめは躊躇していたこどもたちもだんだんとその気になって、
最後はめちゃくちゃにしていました。

次に、
「壊した素材で、大人になった自分を想像して作れ」とこれまた難題が指示。
あれこれくっつけたり、つないだりしながら、おのおのの大人の自分を作ってくれました。(G)

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