2009年06月11日(木)
図工の先生の研修会 都図研研修会 その1
スクールプログラム
東京都の小学校は、1316校あるそうです。
そしてそれぞれの小学校に一人ずつ図工の先生がいます。
ということは、1300人以上?!
さて、そんな図工の先生方のための
美術館での作品鑑賞をテーマにした研修が行われました。
図工の先生方の研究会「都図研」と
わが現代美術館をはじめ、東京国立近代美術館、東京国立近代美術館の工芸館
そして国立西洋美術館の4つの美術館とが連携して行われる研修会です。
当館の常設展示室の作品を使って
まずは他館の学芸員のみなさんによるギャラリートーク。
そして、そのあとで先生方によるディスカッションです。
どんな投げかけがあればもっと作品をじっくり鑑賞できるようになるか、とか
こども達の想像を膨らませるにはどんな切り口がよいのか
など。
トビアス・レーベルガーの、ガレージ模型の作品では
学芸員から「ここに1日いられるとしたら、どんなことがしたいですか?」
という問いかけがありました。
それを受けた一人の先生は「ここで1日暮らしてみたい。」とのこと。
「外部が透けて見えるので、太陽の光や月の光の移り変わりを楽しんだりしたい」
というご意見でした。
確かに、この作品の天井からお月さまや星々が眺められたら
本当に素敵ですよね!
この研修会は2回もの。
次回は26日に、現代美術館近くの小学校のこども達に
学芸員と先生がギャラリートークをする予定です。
こども達はこの作品の中で何がしたいと言ってくれるのか
とっても楽しみです! (武)