2009年01月08日(木)
切なさを思い出した作品・・・足立区立寺地小学校
ミュージアム・スクール
2009年最初に見学に来てくれたのは
足立区立寺地小学校の5年生の皆さん。
「三菱ふそう」さんの協力によるバスに乗ってやってきました。
まずはチームに分かれて展示室で鑑賞です。
大竹伸朗の「ゴミ男」では、まずは触らないように近づいて
どんなものが材料に使われているのかじっくり観察。
絵の具のチューブ、電卓、ギターのネック、写真、などなど
いろいろ発見しました。
そしてこれが作家のスタジオから出たごみで出来ていることを明かすと
「え~」という静かなどよめきが。
その後
「自分にとってはとても大切なものだったのに、
家族にゴミと間違えられて捨てられたことのある人いますか?」
と聞いてみました。
するとほとんどのこどもたちが手を挙げました。
その時のみんなのちょっと切なそうな表情といったら・・・。
そして、この作品に使われている一見ゴミのようなものたちは、
実は大竹さんにとってはゴミではないのかも知れない、と
思い始めたようでした。
その後の自由見学では
図工の島田先生特製のワークシートに
お気に入りの作品などを書き込みながら鑑賞。
帰り際にみんなのワークシートを見るといっぱい書いてあって
一生懸命に鑑賞したことが伝わってきました。
(武)