2008年12月18日(木)

行列は続く、続く・・・・・・足立区立花保小学校

ミュージアム・スクール
花保ブログ用.JPG

12月に入って、「ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力」展の
ミュージアム・スクールは千客万来です。
お陰様で、今週は小学校から高校までの5校に
来ていただくことになりました。

さて今日の午後は、
足立区立花保小学校の6年生でした。

美術館に来るのはほぼ初めての子供ばかりなので、
「慣れない場所で騒いだり、
作品を壊したりしないかしら」。
下見の時から先生たちは心配そうでした。

そんな不安を払拭するために、
先生たちは念入りに美術館見学の作戦を
練っていたのです。

自由時間にどの先生がどのポイントにつくか?なども、
美術館の平面図を使って、
シュミレーションしてくださっていたようです。

そんな先生たちの心配をよそに、
子どもたちはじつにのびのびと楽しそうです。
今日、特に子供たちに人気だったのは、
オイチシカの≪フィルター・プロジェクト≫でした(↑の写真)。
長~い行列ができました。

この作品は中に入って歩ける迷路のようになっているのですが、
青、緑、ピンク・・・などの色のカーテンを次々とくぐって進むと、
最後の方に“ジュース・ポイント”が現れます。

そう。色を視覚的に体験するだけでなく、
ジュースを飲んでお腹の中にもオレンジ色を入れる・・・作品なんです。
このアーティストの一風変わったアイデアに、
子供たちはすっかり魅了されたようでした。

こうして大きなルール違反もなく、
気持ちよくミュージアム・スクールは終了。
これも先生たちの作戦勝ちですね。
みなさん。おつかれさまでした。(C.M.)

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