2008年08月07日(木)

「見たことのない世界」をアニメーションにしよう!

ワークショップ
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8月1日〜3日の3日間、
夏休みこどもワークショップを開催しました。
参加したのは、小学3年生〜6年生までの21人。
連日の猛暑にも関わらず、みんな元気いっぱいに
通ってくれました。

今回のワークショップには、指導に映像・アニメーション作家の
松本力さんをお招きし、「見たことのない世界」をテーマに
アニメーションを作りました。

松本さんの作品は、全て手書きのローテクアニメ。
夢で見るようなフシギな世界に正体不明のキャラクタ−が登場し、
とってもヘンテコリンな世界が展開します。

参加したこどもたちには、事前に「見たことのない世界」を
考えてきてもらいました。
大きな紙にみんなの考えてきた世界を描き出して、
一人一人のお話やキャラクターをつないでひとつの物語にしたてました。

こどもたちの創造世界に松本さんをはじめ、
お手伝いをしてくれた大人のボランティア・スタッフも全員脱帽。

次にいよいよアニメ制作に取りかかります。
ストーリーの分担を決めて、長いロール状の紙にそれぞれのシーンを
一コマずつ描いていきました。(写真)

アニメを作るコツも松本さんから伝授。
早く動いて見える描き方、コマを少なくして効率よく描く方法などなど
松本さんが普段使っている技も紹介してくれました。

こどもたちは、普段アニメに慣れ親しんでいるせいか、
コマドリで絵が動いて見えるということはすでに知っている様子で、
実に手際良く、各シーンをずらして描いていくのには驚きました。

撮影は、松本さんお手製のアニメ制作マシーンを使っておこないました。

アニメ作りと同時に、アニメにつける音(サウンド)も録音していきました。
協力してくれたのは、普段松本さんと一緒に活動している音楽家のオルガノラウンジさん。

こどもたちが考えたストーリーからキーワードを拾い出して、
歌詞にして、曲をつけ、こどもたちに歌ってもらいました。

ワークショップ最終日、参加したこどもたちのお家の方に向けて、発表会を行いました。
ワークショップ活動中のこどもたちの様子を納めたスライドショーをみてもらって、
いよいよ「見たことのない世界」のアニメの発表です。
オルガノラウンジさんの演奏も交えできたてホヤホヤのアニメーションに、
お家の方もこどもたちも満足そうな表情でした。

ワークショップを通じて、初めて出会ったこどもたちと大人のスタッフ、
なんともいえない連帯感と達成感を味わえた3日間でした。(G)

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