2008年06月25日(水)

未来に向かって・・・御田小学校

ミュージアム・スクール
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10:00の開館とともに
黄色いマイクロバスに乗って
港区立御田小学校の5年生が来てくれました。
今日のテーマは「未来に向かって」。
岡本太郎の《明日の神話》を鑑賞し
それをヒントに、後日自分達も作品を作ってみるとのこと。

3チームに分かれて、《明日の神話》などを
作家が作品にこめた思いについて考えながら鑑賞しました。

《明日の神話》の中に登場する不思議な生き物を
ひとつひとつ見ていってみると、
「炎」「炎に包まれる人々」「逃げる生き物」といったモチーフや、
画面を覆う青黒い色や灰色の雲などから、
こども達は戦争を連想したようでした。
そのあとで画面の左端の三人の姿の話になると、
その部分だけが虹のような色合いであることに気づきます。
こどもたちの中には、この三人のことを「妖精」ではないかという人がいました。
「妖精」というのは本当に素敵な感じですね!

制作当初に飾られる予定だったメキシコの、
その国の人々が骸骨から抱く「死と再生」のイメージと、
そして「明日」という言葉のついた作品の題名から、
今回のテーマの「未来」を感じてもらえたのではないでしょうか。

今回の鑑賞が
皆さんの制作にどんな風に関係してくるのか、
とても楽しみです!
(武)

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