2008年06月04日(水)

感じ方いろいろ、お気に入りいろいろ・・・根岸小学校

ミュージアム・スクール
negi2.jpg

毎年6年生が見学に来てくれる台東区立根岸小学校。
今年の6年生は108人。
毎年3クラス規模の大きな団体さんです。
ですから
展示室でのギャラリートークはできませんので
講堂で映像をつかってお話をし、その後各自で本物に出会う、
という方法です。

講堂に映像が投影されると室内が暗くなるので、
居眠りしてしまう人がいるのではないかと心配しましたが、
みんな元気に映像を見ながら質問に答えてくれました。

そしていよいよ展示室へ。
講堂で話したそれぞれの作品の話をヒントに、
各自が自分の感じ方でしっかり鑑賞していました。

お気に入りの作品3つをスケッチすることになっていましたが、
《明日の神話》を描く人、川崎小虎の絵をスケッチする人、
ほかにも中ハシ克シゲや堀内正和、吉仲太造、菅井汲など、
スケッチの対象となる作品は実にさまざま。
お気に入りはひとりひとり違いましたが、
みんな自分の感じたことを一生懸命に描いていて、
どれもすごい迫力があって、素敵なスケッチに仕上がっていました。

見学の最後にはアンソニー・カロの《発見の塔》にのぼりました。
塔の上から見える見晴らしの良い景色に笑顔がこぼれます。
いろいろな発見ができるという《発見の塔》。
ここでもそれぞれ違った何かが発見できたことでしょう。
(武)

教育普及ブログ