2008年05月30日(金)
お気に入りの作品はどれ?~上小岩小学校
ミュージアム・スクール
雨模様の今日、
江戸川区から上小岩小学校の6年生が
バスで見学に来てくれました。
生徒のみなさんの手には、
先生の手づくりワークシート。
そこに各自の“お気に入りの作品”を
書き込むようになっています。
学芸員のギャラリートークが終わって
自由時間になると、
一斉にお気に入りの作品探しに出発です。
ひそかに人気を集めたのは、
堀内正和のこの彫刻。
何人もの生徒が足を留めて、
おやっ?という顔を浮かべて鑑賞しています。
手の上にのっている四角い箱。
でもその箱の丸い穴の中には二つ目の手が・・・。
そして二つ目の手の上には四角い箱が・・・。
不思議な入れ子構造の作品に、
目が釘付けになっている様子です。
一生懸命にスケッチしている女の子に
話を聞いてみると、
「手がとってもリアルですごい。
作品の題名《箱は空にかえってゆく》という意味が
わかっておもしろかった!」とのこと。
自分の足で探して、
自分の目でおもしろさを発見する。
小学生ながら、その姿勢に脱帽です。
(C.M.)