2008年02月21日(木)
図工の先生の研究にも―日野第一小学校の学校訪問
アーティストの1日学校訪問
2月21日。日野市立日野第一小学校にいってきました。
これまで5つの学校を訪問してきた
佐藤さんによるアーティスト1日学校訪問もこの日が最終回。
小学生に授業をするなんて初めての経験で、
最初はどこかぎこちなかった佐藤さんでしたが
回数を重ねるごとにすっかり慣れ、
佐藤さんのトークも盛り上がります。
まずは佐藤さんの「履けない靴」を体験。
佐藤さんの皮でできた靴の作品に足を通して
「重い」「堅い」というコメント。
皮の靴を普段あまり履くことのない子ども達にとっては
皮という素材だけでも普段とは違った体験だったようです。
その後は思い思いの「履けない靴」の制作に取りかかります。
20センチぐらいの高下駄のような靴、三角形の靴、
本のようになった靴、友だちと向き合いながら履く靴など、
今回もさまざまな履けない靴が生み出されました。
短時間の中でも完成までこぎつけた子が多く、
作りなれた手際のよさを感じられました。
この日の授業は
多摩地区の図工の先生方の研究会として
たくさんの先生方が授業を見学に来てくださいました。
学校とアーティストや美術館が一緒に連携して
より良い図工の授業ができるようにと
先生方も考えてくださっているのです。
佐藤さんの訪問授業は今日で終わりですが、
これからも学校と美術館とアーティストが一緒になって
子ども達のために連携していけたら…と思います。
(武)