2007年12月06日(木)
どんなおはなし? 中川小学校
ミュージアム・スクール
給食のあと、バスに乗って美術館に来てくれたのは、
墨田区立中川小学校の3年生。
実は今日の見学は墨田区の図工の先生方の研究授業にもなっていて、
子ども達は大勢の大人たちが見守るなか、
緊張しつつも夢中になって現代美術を楽しんでくれました。
はじめに2チームに分かれて展示室で作品を鑑賞。
ローゼンクイストの《バンディーニのために》では、
画面のあちこちにちりばめられた、
バンディーニにまつわる物語を読み取りました。
そのあとは、
子ども達が学校で描いた物語の絵を鑑賞し合いました。
「ハートの雲が空に浮かんでいるのを見た犬が、
またハートの雲を見たいなぁと思っている」
など、さまざまなお話を絵にしてくれていました。
そして最後は、
《明日の神話》を鑑賞。
さまざまなモチーフの描かれた大きな作品を見て、
どんなお話が描かれているのかを考えました。
「真ん中にいる悪魔が町を襲っている」という子がいると思うと、
「真ん中のガイコツは楽しそうに踊っている。
踊りを踊って悪いことを吸い取っている」
という子もいて、見方はじつにさまざま。
「ホテルのロビーに飾られるはずだったんだったら、
ガイコツがお客さんを守ってくれているのかも」
と言った子もいました。
子ども達の無限の想像力には、脱帽です。
(武)