2007年09月26日(水)

最近の修学旅行----広島大学附属高等学校

ミュージアム・スクール
hiroshima.JPG

今日は広島からはるばる高校生が
3人見学に来てくれました。

彼女たちは修学旅行中。
聞くところによると、
当館以外にもディズニーランドや横浜など様々な場所に行くようですが、
美術館訪問は、その中でも特殊な意味を持っているようでした。

「訪問研修」・・・学校から送られてきた依頼状にはそう書かれています。
生徒がそれぞれ興味のある場所を訪ね、
各自が将来の職業について考えるという
キャリア開発の研修なのです。
中には国会議事堂に行く生徒もいるようです。

私の時代は学校が決めたルートをなぞる、
ほぼ先生お任せの京都旅行でしたが、
今はそれぞれが行きたい場所を選択できるなんて
うらやましいです。

それも現場の人と会って交流を図れるなんて、
ある意味とても贅沢な旅行だと思いました。
(手配を行う先生たちの苦労もしのばれます。)

自分たちが選んだ美術館だけあって、
彼女たちは一つ一つの作品との出会いがとても嬉しそうです。

白髪一雄の絵の前では、
「こんなに大量の絵の具。
乾かすのにすごく長い時間がかかりそう。」
スゥ・ドーホーのインスタレーションを見て、
「全体の構想は男の人が考えたかもしれないけれど、
細かな仕上げは女の人も手伝っていると思う。」など鋭い観察眼。
ユニークな反応に一緒に見る私も存分に
楽しませてもらいました。

*写真は美術館のバックヤードをご案内している
 ところです。(C.M.)

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