2007年08月09日(木)

忙しい夏休み

スクールプログラム
都研修ブログ.JPG
世間は夏休み。
でも、学校の先生たちはこの夏休み中にも研修があり、大忙しです。
今日8月9日は、東京都教職員による選択課題研修「図画工作・美術Ⅲ」が
当館で行われました。

講師は、現代美術館の教育普及担当学芸員3名。
現代美術館の教育普及活動の紹介と学校の授業でどのように美術館を
活用できるのか、鑑賞プログラムの実践演習を行ってもらいました。

初めに、参加している先生どうし、自己紹介もかね、
ご自身のこれまで印象に残っている美術館体験をお話していただきました。
学生の頃に行った海外の美術館のことや、国内のお気に入りの美術館、
作品などいろいろと話しが盛り上がりました。

その後は、3つのグループに分かれてそれぞれ学芸員が引率し、
実際の子どもたちの反応を紹介しながら普段の学校団体鑑賞時に
行っているギャラリートークを体験してもらいました。
また、今回は特別に美術館の収蔵庫にもご案内し、作品を守るという美術館の
使命についても実感していただきました。

トーク終了後は、実践演習として、小学校、中学校の先生に分かれて
美術館を活用してどのような鑑賞授業が考えられるか、
授業案を作成していただきました。

作品を見て感じた事をダンスで表現するなど、個性的な授業案も飛び出し、
明日からすぐにでも実践できるような素敵なプログラムが多数誕生しました。

学校と美術館の距離はまだまだ遠いですが、こうした研修会を通じて、
少しでも身近な教材として美術館を活用していただけるとうれしいです。(G)

教育普及ブログ