2007年06月29日(金)

なににみえる?

ミュージアム・スクール
山本直彰 押上小.JPG

今日は、墨田区立押上小学校の4年生が見学に来てくれました!
きょうは私たち学芸スタッフが作品を解説する、というよりも、
「この作品はこう見える」ということを
子ども達に話してもらうのがメインでした。

山本直彰の《イカロス20013》の前に座ったとたん、
まず「人面魚!」という声や「大きな口をあけた鳥がいる」という声が。
そういわれると確かにそう見えてきました。
クラスの子どもたちほとんど全員が手をあげて、
見えるものを教えてくれます。
そして「小さな鳥が逃げようとしている」、
「青い眼のオバケがいる」、「雨が降っている」、
などなど、いろいろ思いつきはじめました。
さらに続いて、
中央左の黒い部分とその下の白いラインのあたりを見るだけでも、
「新幹線が白いオバケに驚かされている」とか
「飛行機が墜落しているみたい」とか
「船がさかさまになっている」
など、様々な見方があって、いくら見ていても尽きません。
何も作品の情報は伝えていないのですが、
見ているだけでなんとなくテーマに近づいていくのがスゴイ!

最後に3クラスで《明日の神話》の中から、
気になる生き物を探し名前をつけました。
図工の平田先生が、何人かの子ども達に発表させると、
「シリメダマ」「魔界」「ちびっこモンスター」などなど、
これまた独創的な楽しい名前がいっぱい!
本当に想像力豊かで、のびのびとした押上小の子どもたち。
この感性をずっと失わずに持ち続けて欲しい!と思います。
(武)

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