2006年07月10日(月)

鑑賞からひろがる授業

スクールプログラム
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学芸大学付属大泉中学校で美術を担当されている小池先生から、
学校と美術館との連携した授業のお話をいただいたのは、
まだ寒い時期のことでした。
そして、より作品鑑賞を深めることができるようにと、
学校での事前学習を含んだ、美術の授業の中で、
美術館で実際の作品を鑑賞することを中心に据えた、
拡がりのある授業展開をしていこうということになったのでした。
それを実現するために幾度も打合せを行い、
とうとう生徒たちが美術館に来てくれたのは、7月はじめでした。
いくつかの身近なキーワードをもとに作品を鑑賞、
生徒各自が思うところをディスカッションし、
鑑賞した作品についてもう少し詳しく知ってもらうために、
美術図書室でアーティストや作品について調べました。
あるグループでは「癒し」をキーワードにモンティエンの作品を鑑賞。
癒しの多様さ、癒しには個人差がある、アートも癒しのひとつになる、など
いろいろな意見を話してくれました。
また別のチームはダダンやチャーチャイの作品から、
アジアのさまざま状況に思いをめぐらせてくれました。
社会や生活と美術は密接につながっていることを感じてくれたようでした。
(武)

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