YES オノ・ヨーコ 展覧会概要
1950年代から半世紀に亙って展開してきたオノ・ヨーコの創作活動を、出身地東京で本格的に紹介することになりました。1960年代の《グレープフルーツ》など、見る者の心に深く訴えかける詩的な言葉による絵画や、60年代末に世界の大都市の看板に掲げた《戦争は終わった!》は、美術や音楽の分野だけでなく、広く社会にメッセージを投げかけるものでした。旧来の芸術の場とは異なる、日常的な空間のなかに発表の場を求めることで生み出されていった作品はいずれも、観者のイマジネーションに直接的にはたらきかけることで成立する全く新しいすがたをとるものです。
本展は、これまでまとまったかたちで展示されることのなかった初期のオブジェや実験的な映像、そして近年の大規模なインスタレーションまで、およそ130点の作品によって、ますます今日的な重要性を増しているその活動の全貌を探るものです。